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執筆者の写真刀箱師 中村圭佑

将来の「こうゆう事したい」

更新日:2020年4月28日


私は現在、部屋に日本刀を飾る為の、つまり自宅用の展示ケースを製作しています。

美術館に置くような大きい展示ケースを作っているわけではありません。



美術館用の展示ケースはネットで調べると沢山出てきました。


しかし、それらはどれもサイズが大きく、部屋に置けるようなものではありません。

また非常に高額で、小さい物で220万、大きい物で800万円近くします。

良い物は高いので値段については特に異論ないのですが、1点問題がありそれが



書物や壺なんでも飾れる万能型ケースであるがゆえに、刀剣に特化したケースではないので刀剣を飾ると「いまいちな」ライティングになってしまう、という事です。



そんなこんなで、2018年から2019年にかけて色々調べましたが、結局美術館レベルで刀を飾れる個人宅用の展示ケースがありませんでした。



そこで作ろうと決心したのが私の刀ケース作りの出発点だったわけですが、


ケースを作ったら将来「こうゆう事をしていきたい」という目標もあるので、今回はそれについて書こうと思います。








①個人宅を愛刀だけの刀剣美術館にしたい



上の絵のように1室まるまる刀剣だけの部屋を作りたいです。


まさに自分だけの愛刀美術館。


部屋を暗くして並んだ刀を見ながら心を落ち着かせる、そんな空間を作ってみたいです。




こんな刀のケースがずらりと並んだ部屋にしてみたい。







②展示環境の整っていないローカルなお寺や神社など、沢山の人に美術館環境で名刀を見て頂きたい

作っているケースは壁掛けすることを前提に作っているので、例えば下のようにテレビの移動台に取り付ける事が出来ます。


これで「移動式刀剣美術館」にもなります。





これを使うと例えば以下のように、


「素晴らしい名刀が多くあるのにライティングが施設の環境で難しく、多くの人に刀の魅力を100%伝えられない」


という所に効果を発揮できます。


美術館のような展示環境を持っている施設は資金の潤沢なほんの一部です。


しかしながら名刀は色々なお寺や神社に眠っています。



折角の素晴らしい名刀を多くの人が見に来てくれても、適切なライティングが出来てないばかりに魅力が半減してしまうのは非常に残念です。


そういった場所のお力になれると考えています。






こんなパターンにも使って頂けます

綾ふれあい館さんは国広の生い立ちを分かりやすく説明した素晴らしい発表展示会を毎年やられています。


通常このような場所に日本刀を展示してもピンポイントで刀にライトを当てる事はまずできません。


また、小さい子が来ることを考えると刀身に触れられる状態で飾る事も出来ません。


そんなときにこれを使えば刀の展示とともに発表資料を飾る事ができ、見に来た人の興味をそそること間違いなし!と思っています。






ケースの貸し出しも行っているので、気になる方はホームページの「Contact」欄からお問い合わせ頂ければと思います。




私としても沢山の方に刀の魅力を100%伝えられるお力になれればこの上無く嬉しいです。




 
展示ケースの実機は以下で見れます

2020年4月11、12日に東京ビッグサイトで開催される「デザインフェスタ51」に展示ケースを出展します。



色々な方に見て頂けると嬉しく思います!

 



次回は「飾れるのは刀だけじゃない?!実は他の物も展示可能」について書こうと思います。



それでは皆様良き刀ライフを~!




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