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執筆者の写真刀箱師 中村圭佑

卓上刀ケース製作日記

更新日:2020年10月13日

この2か月間製作していた机や棚などに置ける卓上刀ケースが完成しました。





①完成したのがこちら


写真の刀は2尺3寸(約70㎝)です。 全長100cm以下であれば入れる事が出来ます。



壁掛けも可能です。






②基本は照明は外から当てる仕様

一応付属でケース内にライトを付ける事も出来るのですが、本格的な鑑賞を楽しむにはケース外から照明を当てる仕様です。

部屋を暗くして見た時の様子がこちら。



付属のライトをケースに付けるとこんな感じです。




刃文は見えづらいですが、地鉄は比較的よく見えます。



リモコンでON/OFFと調光が可能です。 ライトは磁石式なので不要であれば取り外せます。

個人的には外部からライトを当てるのがおすすめです。





③製作風景


今回製作中の動画は撮影していないのですが、 以前作った「卓上短刀ケース」と同じ工程で製作しました。

製作と組立の様子は以下のような感じです。



④バックボードにはベロア調の起毛素材を使用


今回は背面に使う壁紙の色を黒から青に変えました。 黒ばかりで作っていましたが、青も良く刀の展示に使われている色なだけにやはり相性が良かったです! 個人的に気にしていた目の疲れもありません。


ベロア調の起毛素材なので、触ると以下のようになります。 起毛素材はライトが反射しないので眩しくなくおすすめです。



貼り終えるとこのようになります。



⑤将来的にこんなのも作ってみたい


無難な色も良いですが、最近は注文打ちで名刀が現代に蘇ってたりもするので、その蘇った名刀に合わせた1点もののケースとかも作れたら良いなと考えてみたり。 例えば山姥切国広の写しが生まれたとしたら、その刀に合わせて、まんばちゃんカラー(白/金/青)みたいな物も作ってみたい気持ちもあります。

まんばちゃんケース(白/金/青)



上記は個人的に思うイメージカラーです。 髪の金と、マントの白、ネクタイの青を抽出してみました。

あくまでイメージ図ですが、頭の中で完成イメージ想像すると特にまんばちゃんカラーは意外に綺麗な仕上がりになりそうな予感です。

金色と一言にいっても色々な金があるので、どれが刀に合うかは相当悩みそうですね。

その考えてる時間が一番面白かったりするわけですが。





こんな感じの色の組み合わせの展示ケースは、世の中にまだ無くそういった物を作れるのはとても面白そうに感じます。 製作になったらノリノリで作ってしまいそう… もし興味ある方はTwitterのDMからでもお気軽にご連絡頂ければ。笑

以下のような漆板でも作れます。値段は多分倍以上しますが、、






⑥終わりに


展示ケースがただの箱で終わるのではなく、刀を飾る事で刀の持つ美しさを引き出したり、刀の世界観を共有出来るような、そんなケースを作っていきたいです。

因みに今回の卓上刀ケースは以下から製作を受け付けています。

壁紙を黒にすることも可能です。



今回も読んで下さりありがとうございました!

それでは皆様良き御刀ライフを~!



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