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執筆者の写真刀箱師 中村圭佑

机に置ける短刀展示ケース 完成!


ここ最近ずっと作っていた机に置けるシリーズの第1段「机に置ける短刀展示ケース」が遂に完成したのでブログにまとめます。


こちらです!

(机ではなく棚に置いてますが…)



外寸は横534×高さ166×奥行81(mm)

飾っている短刀は6寸8分(刃長20.8cm)で、1尺未満の短刀が飾れます。



デスクワークで疲れたなぁと思って少し目を上げると、ふっと目の中に愛刀が入ってきて気分をリフレッシュしてくれます^^


そして、部屋に入るたびに頭を下げるようになります。笑



調湿材を入れるスペース(刀置く部分の下に見えないように収納できます)のみ残し、それ以外の機能(例えば高機能ライトや収納ボックス)などは削り出来る限りコンパクト化、

部屋のちょっとしたスペースに置きやすく作りました。



部屋に飾るという以上、子供や動物がいたずらしてケガをしないように鍵も付けました。



以前の職場でも小さい子供が沢山触る物を作っていたので、安全面は過剰な位意識してるつもりです。



ライトは市販品の物を磁石で脱着できるようにしています。

コントローラで10段階の調光が可能です。



美術館のような本格的な鑑賞を楽しみたい場合は外部からスポットライトなどで刀身に光を当てる必要があります。

とはいえ、このライトでも地金はそこそこ見えます。


それがこんな感じです。




完成までの道のり

設計が終わると①加工して②組立、ていきます。

(設計までの工程は前回のブログをご確認ください)


最初の動画が①加工の様子、

2つ目の動画が②組立の様子です。


動画内ではすんなり完成しているように見えるんですが、

途中失敗もありました。


例えば、、


想定では下のように「すっ」とアクリルが閉じる予定だったのですが…

最初からなかなか上手くはいきませんね。。




壁紙のデザインチェンジ

下の2箇所のデザインをカスタマイズできるようにしました。


刀は一つとして同じものがなく、全て違う形、表情をしています。


そして、だからこそ愛刀には愛着が湧くと思うのです。


そんな世界に一つの刀を飾るなら、


その表情に合わせた箱を作り、


刀の持つ美しさに合わせて飾る台も変えられたら

その刀の長所を引き出せて良いのではと思って始めました。





下の写真は100均で和柄の折り紙を買ってきて、切って貼っただけのものですが、

結構イメージ変わりませんか?


(少し和菓子っぽいデザインになってしまいましたが)



下が、変更前のケースです。




そんなこんなで机に置けるシリーズの第1弾が完成しました!



刀の需要が減っている原因の一つに、今の住居に刀を飾る場所が無い事もあると思うのです。


だからこそ、現代の住居スタイルに合わせて刀をインテリアの一つとして飾れるものを提案していきたい。


そしてそれが長い目で見れば刀の需要増に少しでも貢献できたら嬉しいなと考えています。



色々問題点なども分かったので、次は机に置けるシリーズの「刀版」を作っていこうと思います!



それでは皆様良き御刀ライフを~^^

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